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2011/07/07.Thu

「小川の辺」

「小川の辺」映画本編の感想書きます

藤沢周平作品はおろか、時代小説自体ほとんど読まない、時代劇ほとんど観ないので、
藤沢作品の神髄がどう、とかいう視点はまったくのゼロですが、
まっすぐに素直な気持ちで、とてもいい映画だと思いました

この映画の事前PRや雑誌記事で

「日本人が忘れかけた何か」
「日本の原風景」

を感じてください、という言葉を何度も見かけたのですが、
感じすぎて、なんでもないところでウルッとくる場面が何度も

やっぱいいわ、HEY和!!(激しく違

地味だし、年配向け?なんて思っていたけど、しっかり丁寧な良作だと思いました

何より、涼くんの出番は多いです!!!
ほぼ「裏主役」と言っていいほど、涼くんの新蔵がとても大きな役割を持つ映画でしたよ~!

(しかし、裏主役率の高い俳優さんだよね、涼くんて)

若干のネタバレ含む感想は続きから。

ヒガシ演じる武士、戊井朔之助が、実の妹である田鶴(菊池凛子さん)の夫、佐久間(片岡愛之助)を討つように命令され、戊井家に使える若者、新蔵(涼くん)をお供に、その苦しい任務を果たそうとするお話です。

複雑なプロットやひねった展開は一切なし、台詞も少ないですし、
ある意味「たったこれだけの話」です。
が、重要なドラマチック設定として、新蔵と田鶴の身分違いの恋があります(涼くん裏主役の所以)
お話のキモとして、朔之助、新蔵、田鶴が、幼い頃から兄弟同然に育ったという設定が効いてました~

普段、派手な映像効果やらドラマチックな展開やらに慣れきった体には、
このシンプルさが、逆にとっても心地よかったです

朔之助と新蔵が、山道をひたすら歩いていくシーンが多いですが、草や水辺の匂いまでしてきそうなのは大スクリーンならでは。(「岳」も映画館で観たから2割増って面もあったと思う)

日本のこの風景は、一体どこへ行ってしまったんだろなー、と悲しくなりました~(ノω・、) ウゥ・・・
(ただ、やたら通行人とすれ違うのは若干せわしかったですが…エキストラが多すぎたんじゃ…?)

クライマックスの対決シーンも、やや「あっさりしすぎている」と感じるくらいシンプルな演出ですが、このシンプルさが、逆にすごく深い余韻を残してくれた気がする。

ヒガシの朔之助も、ほとんど表情を変えない役で、大げさなお芝居は一切なし。
だからこそ余計に、佐久間と朔之助の殺陣のシーンのアクションは圧倒的でした。

特に、ヒガシの所作のすばらしさには、心底感動しました。

「運命に逆らわずに自分を律する」朔之助が、ヒガシの役者としてのスタンスと通じるところがあるのか。
お約束のシャワーシーン(行水シーン?w)もありますが、45歳でこの体。。。。
並大抵の自制心で作れる体じゃねえ・・・と、思わず手を合わせて拝みたくなりました(笑)

ヒガシの刀を受ける愛之助さんの動きも、やはり伝統芸能の役者さんは違う!
すばらしかったです

色んなところで拾った感想で、「凛子さんの田鶴が浮いてた」という意見がとても多かったので、
最初からあまり期待しないで観たのですが、わたし的には凛子さんとてもよかったですよ。
気の強い感じはもちろん、可憐でかわいらしい雰囲気も出てたと思いますし、
最後の対決シーンも、猪突猛進な感じと、倒されて水の中にへたる姿のギャップがとてもよくって、
この凛子さんシーンで、涙腺が崩壊したことを告白しときます。

それを見つめるヒガシ朔之助と勝地新蔵の姿に、涙腺さらに決壊。
少ない台詞と微妙な表情の変化だけで、
これだけの感情渦巻くシーンを作れる、この三人のすばらしい俳優さんの並びに、
またまた手を合わせたくなりました、いや、合わせました(笑)(笑)

(涼くんが同じ台詞を3回言うのですが、これから観る方には、そのひとつひとつの細かい違いを堪能してほしい!)

ただひとつ、問題があるとしたら。
涼くんの新蔵と、凛子さんの田鶴のバランスが悪い、というところだと思いました。

涼くんは涼くんで、分を超えた恋心を抑えようと静かに葛藤するお芝居と、主人である朔之助に献身的に仕えるお芝居で、とってもすばらしい新蔵を作ってくれてたのです。
(「新・愛の嵐」の猛に通じるもんがありました=つまりハマリ役)

ファンとしても、シリアス涼くんをたーっぷり堪能させていただいてうれしかったのですが、
凛子さんとのバランス、という面で見ると、この作品の中での二人の相性はあまり良くなかったかもしれない。

凛子さんの方がはるかに年上に見えてしまったこと(実年齢は5才しか違わない)。
時代劇にしては大柄な凛子さん(公称169cm)が、細っこい涼くんと並ぶと、
それこそ姉弟にしか見えないこと。(凛子さん、実際はとっても小顔の方らしいですのよ奥さま)
ヅラがそんなに似合ってなかったのは、涼くんもそうだったからおあいこ(辛口御免)


↑このあたりが、ちょっとした違和感として残った感じは正直ありました。

でも、それを差し引いても、とてもよい作品だったことは間違いない。
わたしは特に、朔之助をこの悲しい任務に就かせた原因が、
池内万作さん演じるお上の「男の嫉妬心」だったことに、チクッとした風刺を感じました。
今復興を巡って日本の政治がぐっちゃぐちゃになってるのは、お偉いさんたちのプライドの高さが一因でもある、と個人的に感じているので、「小川の辺」は震災前に作られた映画だけれども、
3.11以降の今だからこそ、色々な見方ができる映画なのではないかな、と思いました。

なんだかもう一回ちゃんと観たい映画です。
(初見は、涼くん見るだけでアワアワになっちゃう部分があるし

舞台挨拶レポがあまりにアホっぽかったので、ちょっとまじめに書いてみました(´ー`A;) アセ
観るのを迷ってる方、心を平静にして、とにかく観てみてください!
癒されることは間違いないです(かわいい新蔵くんに

あ、あと、パンフ読むとさらに余韻が深まりますので、パンフもおススメです
(もはや回し者です)(←認めたw

以上、「小川の辺」の感想でした
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Comment
二度見るべし!
ななこさんこんにちは。

ほぼ表情だけの演技、私も素晴らしいと思いました~。涼くんの揺らぐ瞳にドキドキです

私も二度目でしたが、初回は同じく涼くんを食い入るように見てるだけで、しかもあのラストに妙な違和感覚えたり。(単に、新蔵だけが幸せになれたようで嫉妬してたようなんですが…f^_^;)
二度目はもっと素直に、ちゃんと(笑)映画に集中できました。
ぜひ二度目見てください!
私も2回見るのをおすすめ!

と言う私は昨日3回目見てきました。
この映画は行間を読んで楽しむ映画ですね

初めて見た時は物足りなかったのに2回目では最後に涙が自然に流れました。
ななこさんが書かれてるように涼君は裏主人公でしたね
やっぱいいですね自分を制しながらの思い
新蔵の複雑な心情が言葉ではなく表情と間で魅せてくれました。

でも、相手の凜子さん、やはり朔之助の気が強い妹にはピッタリでしたが、新蔵がずっと思い続ける女性としては合ってなかったですね。
もっと涼君に近い年齢の女優さん(綾瀬はるかさんや貫地谷しほりさんあたり)だと新蔵がこれほど思いを寄せるのに納得できたのですが・・・

ラストのあの繰り返す言葉、涼君の演技力を再確認できました。
Re: 二度見るべし!
>まどかふぇさん

こんばんは~。
涼くんの目の演技って、ただ目に力入れてるだけとかと違って、微妙な雰囲気の違いがあって、色っぽいですよね。イージスの時からすでに色っぽかった!

涼くんの出てる映画を観るときは、初回は「出番の長さ」ばかりカウントしてしまうので、ホントに冷静に観られるのは2回目以降ですね(;^ω^A

ラストは、確かにちょっとビックリしました。そう来るか~って思ったw
あのラストシーンは特にもう一回観たいので、夏休み前になんとか機会作って行きたいと思います!
Re: タイトルなし
>のりさん

お!3回目ですか~^^
きっと観れば観るほど、スルメのように味が出る映画なんでしょうね。

> この映画は行間を読んで楽しむ映画ですね

涼くんは、行間を埋めるお芝居にぴったりの役者さんですもんね。
削ぎ落とされた脚本から、よくぞあそこまで深みのある表情を引き出せたもんだ、と感心しました。

> もっと涼君に近い年齢の女優さん(綾瀬はるかさんや貫地谷しほりさんあたり)だと新蔵がこれほど思いを寄せるのに納得できたのですが・・・

あはは、そうですね。凛子さんは年上に見えすぎた(笑)
貫地谷しほりちゃん、いいですね~!!
涼くんがはかなげできれいだったので、もう少し線の細い感じの方が合ってたようにわたしも思います。

あの3回繰り返すセリフを聞きに、わたしもまた劇場に行きたいと思います!

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