--/--/--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
2010/11/13.Sat

「蜷川幸雄の稽古場から」

「蜷川幸雄の稽古場から」

続けて2回読みました。
なんて言うか、お芝居を見る側の人間として、知りたいことがぜんぶ書いてある感じがしたから。

どうして自分がこんなにお芝居や、演者さんが好きなのかってことが、少しわかった気がします。
うまい説明はできないんですが…

「違う時間、違う環境(ともすれば違う性別)を生きる別人格に、体と心全体を使ってなりきる人間の姿」を見るのがとっても好きみたいです(我ながらヘンだなw)
他人になりきるという、もしかしたらとても不自然な作業の過程で、いろんなものを飲み込んだり、乗り越えていく姿を見るのが好きというか。

なんか、人生そのものって感じがして。

だから、芝居本体ももちろん好きだけど、こういうバックステージものはホント、たまりませんでした。

自分が生きるうえでのヒントもたくさんもらいました。

ちょっとした感想文は続きをどうぞ
まとまり悪く、しかもエラソーですが

蜷川作品でおなじみの10人の若手俳優たちが、蜷川さんとのお芝居作りについて、ひとり1章分ずつ語っている本です。

商業的にもちゃんと名があって、実力も申し分ない人たちばかりの中に、涼くんが入っていること。
これがまず何よりも嬉しかった
ネット記事とか雑誌とかでなく、ちゃんとした1冊の本に、こうやってまとめてもらえたことが本当に嬉しかったです。

涼くんのファンを続けて数年経ちますが、いまだに「勝地涼?だれ?」って聞かれることも多いので、
(それでもここ最近はだいぶ反応がよくなりましたが)
自分が応援している俳優さんが、誰もが知ってる有名俳優とは行かなくても、ちゃんと実力のある素晴らしい役者であることを、蜷川さんに太鼓判押してもらった気がしました。
(まあ、世間的にどうであれ応援し続けるんですけどね

10人の中の1人として、できるだけ冷静に、役者としての涼くんの姿を感じたい(いまさら)と思い、涼くんのとこから読みたいのを我慢して、最初から順を追って読みました。
結果、確信しました。

・・・やっぱり間違いない。ドン!!
(机を叩く音です念のため↑)

うまく良さを活かしてもらえない役があると時々不安になるけれど、涼くんはやっぱり天才俳優だと思う
(恥ずかしいw)(でも大真面目

本人ちょっとすっとぼけた感じで、稽古場での色々を語ってますけど。そのすっとぼけた所が、小次郎のような大役を、あんなに軽々とやってしまう(ように見える)ひとつの要因なのかもしれません。
※(ように見える)は、もはや涼くんの枕言葉です(笑)

涼くんの章にたどり着く以前に、蒼井優ちゃんのところからもう泣きながら読んでたわけなんですが、やっぱり一番涙が出たのは、最後の蜷川さんの章。(つまり1冊読む間ほぼ泣きっぱなしということですねw)

今もページ開くと涙が出ちゃうんですけど(笑)
印象に残ってるのは「演出家は野球のキャッチャー」との例えの中で、演出家である自分が、優れた観客の人たちの代表として、作り手側の信頼を得なきゃいけないって語ってるところです(書きながらも涙が…ww)

個人的なことなんですが、たくさんの映画やお芝居と出会う中で、わたしがひとつだけ気をつけていること。
それは、常に最良の観客でいたい、ということ。
観客にいいも悪いもない(観劇マナーとは別に)とも思いますが、たくさんの労力と才能と、お金や時間をかけてつくられた1本の作品。
そこにこめられた思いみたいなものは、ちゃんと読み取ろうと思って観ています。
作り手のメッセージを受け止め損ねないよう、注意して観ている、というか。

最近、作品の神髄をちゃんと受け止めようとしてる観客がいるってことを、忘れたか、諦めたかしたような作品に出会うことも多くなりました。主演の人気とかアイドル的な何かとか、スポンサーとの絡みだったり、作品がマーケティングに左右されすぎて、面白くしようとテクニックに頼り過ぎて、わけの分からない展開になったり、単純すぎて逆に見ていてしんどくなったり、見る前から「あ、これはダメだ」って判断がついてしまうものも増えてきたような気がします。注:アイドル的な何かだって、そのアイドルの魅力をちゃんと伝えようとしてくれてるんならいいんです

だから、蜷川さんが「観客」のことも、ちゃんと信頼してくれてるのがとても嬉しかった。



涼くんに対するコメント…これも涙なしでは読めませんが…
なんとかして読んでみます(笑)と、技術的にはかなりうまいって書いてくれてます。
自然すぎて気付かない、とも。
もっと世の中に出てもいい、というのは、全勝地ファンの共通の思いです!
蜷川さんといっしょに涼くんをもうちょっとだけ明るい場所に連れて行ってあげたいなあ。

まあ、こうやって涼くんのことを細々とブログに書くことも、大きな流れのほんの髪の毛一本程度の微風かもしれないけど、涼くんの前途に向かっていい感じで吹いていってくれればいいなあ、と思っています。

結局涼くんのことばっかり書いてしまいましたが、、、
いいお芝居を作る過程って、人がどうやって生きていくかを考える過程と、ちょっと似てるとこあるのかもなって思ったってことが、一番の収穫かな

また次の作品を見るときに、この本からもらったことが役立つといいな、と思います。
よりベターな観客になるために

ああ、本当は10人の役者さんそれぞれについて、ひとことずつ言いたかったんですが、
長くなりそうなので、またの機会にします
とりあえず、「あなた」が言えなかった成宮くん…かわいい(笑)







関連記事
スポンサーサイト
本のおはなし | Comments(6) | Trackback(0)
Comment
青い梅
はじめまして。こうこと申します。

私も『蜷川幸雄の稽古場から」を読了後だったので、ななこ様の文を「うんうん」って、うなずきながら読ませていただきました。

本の中で、蜷川さんが勝地くんのことを
「清潔感があるし、青い梅のような芯が残っていて、それが崩れない。それを失わないのはすごくいい」
と、おっしゃっていましたね。

勝地くんの章の紹介文の「カリギュラ」の稽古のところに、
(「あいつ、『シブヤから遠く離れて』のときから変わらないものを持ち続けているんだよなあ…」と蜷川がつぶやいた。)
と記されてありますが、
「カリギュラ」の時どころか、デビューから10年以上たった今でも失っていないなんて、奇跡ですよね。

ちなみに「青い梅」って、Fさんの章に出てきた「腐ったパパイア」の対義語だと思いました。
必読!
演じる事、そしてよりよく生きる事の喜びを教えてくれたすばらしい一冊です。
俳優さん、蜷川さん、それぞれ一つの作品、役柄にどれほどの想いをこめていることか。
私も、日々自分の時間を想いを込めて生きていきたい。

この10人は、蜷川さんからのリクエストだったそうです。今をときめく俳優さんたちの中に涼くんがいるということの喜び。本当に嬉しくて応援している側も力づけられます。

また、各人の語り口がいいんですよね。その人自身をよく想像できます。
「え、この人ってそういう人なんだ~」って発見がいろいろ!
涼くんはその前の菊之助さんと比べると、キャラがより際立ちます(笑)

そして、蜷川さんの各俳優さんへのメッセージの愛情深い事!ここは何度も読んでしまいました。
涼くんへのメッセージは、日頃自分たちファンが抱えている想いとまるきり重なって…
涼くんがさりげなく演じていることの才能のすごさも、蜷川さんは認めてくださっています。
「あぁやっぱり、涼くんの才能はすごい。得難いものをもっと活かせる場所へ、もっと出てもらいたい」とますます思いますね。
そして、蜷川さんにはいつまでもお元気で活躍してもらいたいとやみません。
私は一番最初に涼君のところを読み、次は蜷川さんから各俳優さんへの言葉、そして涼君と共演したことのある方のところを読みました。

松さんや菊之助さん、寺島さんはまだです・・・

蜷川さんの涼君への言葉はみなさんが書かれているようにファンの気持ちを代弁して下さってるようです。

涼君はカリギュラのセリフを覚えるのに、セリフを全部書き出したとありました、自然で器用に演じている裏では沢山努力しているんですね。

今回のアルマの撮影では台本を現場に持ち込まないで演じていたと、共演した方のブログで知りました。

きっと今回も影で努力していたのだと思います。

そんなアルマの放送も楽しみですね。

Re: 青い梅
>こうこさん

コメントありがとうございます!
涼くんのフレッシュな感じ、ほんとデビュー当時からずっと続いてますよね。
ヘンにブレイクしないのが逆にいいのかも知れない…と思っています。

腐ったパパイア(笑)
初々しさをなくした藤原くんに対するダメだしですね。
確かに、あんまりこなれてしまうと、俗っぽくなってしまいますよね。
藤原くんも、まだまだ初々しさたっぷりだと個人的には思いますけど、
涼くんよりはやはり大人な感じがします。

蜷川さんってホント面白い人です。ダブルミシマも見に行きたいなあe-446
Re: 必読!
>くららんさん

くららんさんの感想、聞かせてくださりありがとうございます^^
ほんと、それぞれのキャラが分かって面白かったです。
「寺島さんをいじめる蜷川さん」の構図が面白かった!
ほぼ夫婦漫才みたいですよね~

蜷川さんが選んだ10名なのですね。
横田さん、吉田さんなど、中堅以上の俳優さんのバージョンも読んでみたいですね。
ポプラ社さんは、今ヒロくん騒動で大変かと思いますが(笑)リクエストしてみようかなあ~
Re: タイトルなし
>のりさん

松さん、尾上寺島姉弟のところも面白いので、読んであげてくださ~い(笑)
カクカクの弟と、蜷川さんとのSMごっこ(?)の姉がとっても面白かったですe-257
e-28
蜷川さんが涼くんのことをどう思っているかって、ちゃんと聞いたことなかったので、
この本で技術的なことや涼くんの持つ青々しさみたいなのを誉めてもらって、うれしかったです!

涼くんはさらっと「下痢になります」と書いてましたが(笑)、陰では相当努力してると思います。
プレッシャーや不安などもたくさんあるでしょうに、、、

アルマは台本なしでがんばったんですね。
役の感じが涼くんにピッタリなので、とても楽しみにしています!!
りいさちゃん、清志郎くんとの共演も楽しみです

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。