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2012/05/11.Fri

「海辺のカフカ」@彩の国さいたま芸術劇場大ホール

久々にさい芸まで行ってきました。
観劇中に雨が降ったりヒョウが降ったりしてたらしいのですが、*3時間55分(!)蜷川ワールドに缶詰になってたおかげで、行きも帰りも晴れ模様の中の、埼玉までのプチ遠征でした。

「海辺のカフカ」

村上作品があまり得意じゃないので、原作は読んでません。
久々の長谷川くん舞台と、柳楽くんの初舞台ってことでとりあえず1枚、チケットを取ってあったのですが、そんなにすごく期待していたわけではなくて、軽~い気持ちで観に行ったのですが。

まさかこんな傑作だったとは!!

わたしが今年観たお芝居の中では一番いいかもしれない。

てなわけで、感想は下から

ストーリーのネタバレは極力避けますが、演出はネタバレしちゃいますので、これからの方は読まない方がいいと思います~

*昨日の時点で、覚悟してたより終演が早くて「あれ?」と思っていたら、公式HPで上演時間変更がアナウンスされてました。それでも3時間45分ですけどw 削られた部分があるってことですよね~。完全バージョンも観てみたかった。
まずねー、さい芸の奥行きある舞台ならではの場面転換が面白かったです。

セットがそれぞれ透明の箱の中に入ってて、それを黒子さんが押すんですね。
大きい箱もあれば小さめのもあり、中に入ってるのも、室内のソファやテーブルだったり、自動販売機だったり、夜行バスだったり、軽トラック(本物)だったり。

その箱を移動することによって場面が転換して行くのです~
(これが結構複雑な動きで。すれ違いがギリギリのところも多かったのですが、ハプニングもなく)
(黒子さんたち、本当に大変だと思います~)


自転車も走るし、バイクも走ります。
雨も降るし、演者さんタバコ吸うし、ものも食べるし。
ネオン管も幻想的なBGMもあり、効果音の出方も何もかも、THE蜷川~!!!って感じのお芝居でした。

ストーリー的には、柳楽くん演じる15才の少年カフカ側の話と、木場勝己さん演じるネコと会話できるおじさん、ナカタの話がパラレルで進行して、それがやがて一つになって、、というファンタジックな設定。

なんと言ってもこの舞台、柳楽くんがとてもよかったです。
声がいいし、眼光の鋭さがハンパない。
背はそんなに大きくないですが、それが15才のカフカにぴったりで。

蜷川さんのお好きな「固い梅のような」青々しいイメージで、ああまたひとり、強力ライバル登場だよ(勝地的に)と思ってしまった。

「戦慄迷宮」もこのビジュアルで出てくれたら、もっとよかったのに~(禁句)

途中、何度かセリフが飛んだり、噛んだりしてましたが、初舞台とは思えない完成度で、なんだかずっと柳楽くんのカフカを見ていたいような気持ちになりました。

役に自分の全部を注いでしまうタイプの俳優さんらしく、カーテンコールで出てきたときの、ちょっと戸惑ったような微笑みがまたナイスでした~
(柳楽くん本人として舞台を終えてホッとしてるというより、カフカとしてとまどいながら拍手を浴びてるって感じでした)

長谷川くんは、ちょっと謎めいた役で、あんまり色々語ってしまうと若干ネタバレになってしまうので控えますが、大ブレイクした今も、長谷川くんは長谷川くんだな~となんだか妙に安心してしまいました。

とっっっても素敵でしたよ。
そりゃもう素敵ったら素敵!!
あの手足の長さ、優雅な動き、知的なセリフ回し。
あ~やっぱり長谷川くんもいい俳優さん。

長谷川くんが柳楽くんの肩に優しく手を添えて、「さあ行こう」って連れていく動きが何度かあるのですが、これがなんとも言えず美しくて、その度にドキドキしてしまいました~

身長差もちょうどいいし、大島さん(長谷川くんの役名)とカフカのシーンは、どれも好きだったなあ。

あと、田中裕子さん。

セクシーでした。
ベッドシーンもとてもキレイでしたわ~。
舞台上だと、ああいう風に表現すれば、濃厚で美しく、且つリアルなラブシーンを作れるのね~、と、蜷川さんのセンスに脱帽。

セリフも結構エロいんですが、柳楽くんはもちろん、柿澤勇人くんががんばっておりました。
銀髪でちょっとアニメキャラみたいで素敵でしたよ~。
この舞台観るまで知らなかった役者さんですが、うーん、なかなかです!
(カイジ2に出てたらしいんですが、全然気付かなかった)

一幕でちょっと残虐シーンがあって、ここはさすがのわたしもちょっと気分が悪くなりましたが、全体を通して、とても意味深くて、衝撃的で、幻想的で、細かいところは「?」な部分もありましたが、そんなの気にならないくらい、すごーく胸に迫ってくる、深いお芝居でした。

わたしの両隣のお客さんは、後半ほとんど寝てたみたいですが(そういうわたしも一幕前半はちょっと気を失ってた時間がw)、わたしはかぶりついて観てしまった~。

なんて言ったらいいか分からないんだけど、心の奥の深い部分に響いてくる舞台でした。

4時間近くも劇場に座ってたなんて思えないくらい、あっという間の濃い時間を過ごさせてもらいました。

好き嫌いあると思いますが、蜷川さん好きなら絶対楽しめると思うー!!
役者さんみんな本当に素晴らしかったです。
高橋くんも木場さんも、佐藤江梨子ちゃんもとってもよかった。

もう一回観たいです・・・(時間的にムリだけど
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