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2012/11/29.Thu

ゲキ×シネ「髑髏城の七人」(ワカドクロ)

さてさて、ゲキシネ「髑髏城の七人」の感想です。

なんかね、観終わった後は頭の中がいっぱいいっぱいで、とにかく圧倒されたままだったんですけど、さすがに2日置くと色々と冷静に思い出すことが出来るようになりました。

去年の舞台公演スタート時はまだ専業主婦だったわたしが、今こうやって外に出てせっせと働いているのも、なんてったってこの髑髏城のおかげ(←チケット代稼ぐために仕事始めた人)ですから、わたしにとっては本当に特別な、たぶん一生忘れない舞台なんですよね。

だからこそ、期待いっぱいで観ました。

結果、期待通り、いや、期待以上のものを見せてもらいました

椅子に座っていただけなのに、グッタリ…
これは舞台公演のときと同じ症状です。

なんなんでしょうね、この熱気。

ストーリー的には、あまりわたしの好みでない展開などもあるのですが、
自分の好みとかそういうことの一切を超えて、
この舞台そのものから発せられるエネルギーにグイグイ惹き付けられてブンブン振り回され、
「飛べるはずもないと思ってた大きな段差を飛び越えられちゃったとき」みたいな、
心地よい疲労感や達成感を感じてしまう、なんだか不思議な魔力を持つ作品です。

それはゲキシネになってもまったく変わらず、それどころかまた別の角度から、髑髏城の魔力に取り憑かれてしまった・・・そんな感じの鑑賞体験でした。

ストーリーについてよりも、舞台公演がどう映像化されていたか、についての感想がメインです。
完全に舞台をすでに観た方向け、ネタバレありの文章ですのでご注意を〜


完成披露のとき、未來くんが「舞台を映画にするっていう本末転倒ぶりが僕の中では残っています」と言っていましたが、わたし、これなんだか共感するんですよね。

他のゲキシネもみんなそうだと思うんですけど、やっぱりカメラで撮った映像を編集して一本の作品にするわけだから、「舞台」の特性みたいなものが薄れてしまうのは避けようがなく、その代わり、映像ならでは、の技術が足されていて、舞台上で起こっていたことを映してはいるんだけど、作品の種類としては、完全に「映画」なわけです。
(当たり前の話ですが)

と言っても、これは批判などでは全然なくて、むしろ舞台とは別の、また違う形の芸術として捉えるのがフェアなんだろうな、と思ったから書くんですけど。

・・・というのも、例えば冒頭の北条氏との合戦シーンからしてそうなんですけど、
最後に天魔王が「髑髏城で待っている」と舞台奥に消えて行くところは、あの舞台の奥行きの、(視覚上)一番どん詰まりのところから闇の中に光がカーーーッと湧き出して、未來くんの姿が捨てセリフとともに掻き消えて行く、、、っていう、あの大きい劇場のすべての視線が未來くんの体ひとつに集中していることで感じる、舞台鑑賞ならではのワクワク感みたいなものがあるわけです。
(で、この未來くんの舞台俳優っぷりが、これまたとんでもなくよいのですもん)

広さと奥行きがあることで、舞台の醍醐味が味えるシーンを、
映画だと、天魔王のドアップという方向から魅せていく、とわけで。

舞台鑑賞のときは、たとえ日本野鳥の会御用達の双眼鏡で頑張ったって、ゲキシネレベルの迫力で未來くんの表情を観ることは叶わないわけだから、映画・映像としてどう魅せるか、そこによりこだわって作ってほしい、という願いは、期待をはるかに上回るレベルで叶えていただいたと思います

うちの11才の娘がこの作品を観たがっていて、一緒に行くつもりでいたのですが、「PG12」指定になっていて、
舞台観た感じでは「え〜?下ねたないし、そんなに?」と思っていましたが、
映画で観て納得、納得。

血しぶき、かなり足されてました〜
無界の里の殺戮シーンでは、音と血しぶきでかなり残虐な感じになっており、あれだけたくさんの人が次々死んでいくシーンは、11才にはかなりキツイかもしれない……と。

その点よくよく説明して、それでも観たいか?と聞いてみたところ「観たい」と言うので、年明けたぶん連れて行きますけど。
日本史好きの娘なので、怖さより興味の方が勝ったみたいで
(もちろん、娘には時代設定以外はなーんにもネタバレしてませんよ〜)
(ちなみに俳優の好み的には、旬くんも涼くんも「顔が長いからイヤ」と言ってます

やはり役者さんの表情が間近で見られるのは、本当に、「映画ならでは」でしたね。
(舞台挨拶で、旬くん涼くんのメイクがヘタ話が出たので、確かにヘンだわ、とか思ってしまいましたがw)
みなさんそれぞれ映像でも活躍されてる役者さんばかりですが、
メイクも含め、舞台用に作った目力をスクリーンで炸裂されると、威力がハンパないです!!!
それだけで魂半分くらい抜かれたのかもしんない…

捨之介の「三途の川に捨之介だ」(か〜ら〜の、タイトル文字ドーーーーンッ)
太夫の「なんでこうなった!」
天魔王の「務め、ご苦労」
蘭兵衛の最後の「来い、太夫」
およしに手を合わせる二郎衛門

他にも数えきれないくらい、それぞれの役者さんに見せ場があって、そのたびに心の中で拍手喝采したり、「ヒエーーーーッ!!」とのけぞったり、「かっちょいいいいい」と鳥肌立てたり、生唾飲んだり、呼吸が止まったり(←やや危険)

全力で演技する俳優さんに対して、全力で鑑賞する観客の、ガチンコ勝負!的な感じになぜかなってしまい、
そんなものが各役者さんそれぞれに対して展開されるわけですから、そりゃ座ってるだけでも疲れるはずだわ
(;^_^A 、フキフキ←勝手に勝負してる人

改めて、それぞれの役者さんの技量の大きさに圧倒されましたね。

その上で、ここは映像には向かない、と思うシーンもいくつかありました。

例えば、百人斬り。

舞台上だと、捨之介、兵庫はもちろん、鉄機兵ひとりひとりの動きまで精密にプログラム(って言ったらヘンだけど)されていて、舞台上の限られた空間で大人数が入り乱れる様が圧巻なわけですが、
映像になると、捨、兵の動きがメインで、さすがにアップは少なかったですが、全体的な引きの構図が読めないから、イマイチすごさが伝わらないんですよね。

映像だけ見たら、充分すごいんですけど、舞台上でのあのコンビネーションを実際見てる身からすると、ちょっとだけ物足りなかったです。

この辺が未來くんが念を押していた「もともとは舞台ですからね」って部分に通じるところだと思うんですけど。

あと、未來くんがぜひ見つけてほしいと指定してくれた「村人・太一」くん。
舞台公演時に確認できたつもりなんですけど、映像だと逆に分からなかったです〜
(太一くん、緑っぽい着物で、頰被りはしてなかったはずなんですけどね)

この辺りはDVDになったときに、好きなだけスロー再生して楽しみたいと思います。

さて、兵庫です

改めて映像になったものを見ると、本当にとにかく最初から最後までほぼずーーーっと動きっぱなしだったんだなあ、と感心しました(笑)

こりゃ確かに、マムシドリンクやらすっぽんエキスやら必須だっただろうな、と(;^^)ゞ
こんなのを1日2回やった日があるんだから、たとえドーピングが必要だったとしても、
若いって本気ですばらしい(笑)

涼くんらしい適度なハイテンション演技で、ほんっとにかわいい愛され兵庫は、
スクリーンサイズでもやっぱり愛されキャラで、
映画館のお客さんも一番笑ってたのは兵庫のシーンでしたよね、やっぱり。

そして荒武者隊全滅の後の、太夫とのシーン。
悲痛の表情がたまらなく、、、やっぱりこのシーンには泣かされました。
こういう表情させたら、涼くんは抜群にうまいです。やっぱり。

その後のシリアスシーンからお笑いシーンへの一瞬の転化の技も、文句なしの一級品

やっぱり涼くんの兵庫はすばらしい、その想いを新たにしましたね。

で、矛盾するようなんですが。

涼くんファンだから、涼くんが出るから、そんな理由で通い詰めた髑髏城だけど、
いつの間にかキャスト全員が好きになって、
それぞれの役者さんのそれぞれの魅力に酔いしれて、

「涼くんを見たい」という私利私欲が薄れてしまうほど、ワカドクロの面々に惚れてしまったこと。
それがまたわたしの新しい財産になったなーと思うんですよね。

涼くんが常にわたしの中のトップ俳優であることは変わらないけど、
元来「ガラスの仮面」オタ方面から来たわたしにとって、これだけ俳優さんの魅力が溢れる舞台に出会えたことが、何よりもまず宝。

そんな思いがまた熱く蘇ってきたゲキ×シネ「髑髏城の七人」でございました。

涼くんだけ、を抜き出して語れないほど、作品全体に入れ込むことが出来る幸せ。

そして、そんな作品の中に涼くんが入っていることの幸せ。

この二つは、矛盾しているようで、実はひとつの輪っかになっているのだなあ…と。

で、この輪っかって、結構大事だな、と思うんですよ。
こういう作品が増えれば増えるほど、涼くんの俳優としての位置も高くなっていくのだからな…

って、結局最後は涼くんですが(笑)

来年公開がスタートしたら、また観に行きますよ。
娘も親友も連れて行きます。

その頃にはDVDの情報も聞こえてきてることを期待しつつ

以上、大変長い上に理屈っぽくなりましたが、ゲキ×シネ「髑髏城の七人」(ワカドクロ)の感想でした。
贔屓目なしで、ぜひぜひ、たくさんの人に観ていただきたい作品です

新年の予定表のどこかにぜひ「ゲキ×シネ・どくろ城」と書き込みを...〆(・ω・` )
(↑実録・髑髏が漢字で書けない人のスケジュール帳w)


最後まで読んでくださった方、ありがとうございました

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映画・DVD | Comments(6)
Comment
布教活動中
ゲキシネ感想ありがとうございます。\(^^)/
私はミュージカル好きな知人に新感線&舞台の涼くんの凄さを知ってもらいたくて、まずはお手頃な金額で見られるゲキシネに誘いました。
舞台の楽しさを知っている人だけに、奥行きや全体像を感じにくいゲキシネをどう評価するか少し心配になりました。
また知人はスプラッタ映画が苦手な人なので、血しぶき増量の情報に凍りつきました。
ただこれらを凌駕する魅力ある俳優人なので、心配無用ですかね~(^_^;)
初めてスキーに行った日が快晴か吹雪かでスキーへの印象及び楽しさが変わるのと同じで、ゲキシネが知人にとって快晴である事を祈りますわ。
こんにちわ
「いつの間にかキャスト全員が好きになって」ってわかりますv-238

わたしもアカドクロv-40の時、特に誰目当てでもなく見たのに途中からみんな好きになってました。
いまだに佐藤仁美ちゃんとか水野美紀ちゃんとかひいき目ですもん

それにしても、血飛沫飛ぶんですね。今までは赤い照明で血の替わりにしてたから、蘭兵衛が毒飲まされたところしか血糊は使わなかったと思うのでどんな感じに仕上がってるのか楽しみです。
早く見たいなv-492
Re: 布教活動中
>こくぼんさん

ゲキシネ、あの熱気をお手頃価格で見られるのは本当にお得ですよね〜
舞台はやっぱりそれないのお値段しますから、興味はあるけどって方にはまずゲキシネ見ていただいて、気に入っていただけたら舞台も・・・っていうのが、未來くんが言ってることにも通じると思うんですけど。

> また知人はスプラッタ映画が苦手な人なので、血しぶき増量の情報に凍りつきました。

舞台では赤いライティングで表現していた部分を、CGで追加していたので、殺戮シーンはホントに結構すごかったです。まあ、もちろん、映画と違って舞台は生身の俳優さんがただそこに倒れてるだけってのは分かりますから、映像ほどのショックはないと思いますが〜

それぞれの役者さんにそれぞれの見せ場が用意されているので、お知り合いの方が誰に一番心惹かれるか・・・わたしも興味津々です!!

またこくぼんさんの感想も聞かせてくださいね〜
楽しみにしてます!
Re: こんにちわ
>りょうこさん

そうそう、みんな好きになっちゃうんですよね〜ヽ(´3`)ノ
次郎衛門さんも兄さも三五も最高ですし。

> わたしもアカドクロv-40の時、特に誰目当てでもなく見たのに途中からみんな好きになってました。
> いまだに佐藤仁美ちゃんとか水野美紀ちゃんとかひいき目ですもん

分かります〜。わたしも今でも注目しています。
水野さんの蘭兵衛は、意外でしたがとってもよかったです。

血しぶきは、照明の赤さとさらに液体っぽい画像が足されていて、ホントに血っぽい感じになっていたので、刀で斬られて死ぬシーンは、なんだか変な汗が出てしまってずっと緊張してました><

それだけ迫力があるってことなんですけどね。

りょうこさんもご覧になったらぜひぜひ、感想聞かせてくださーい!!
No title
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
Re: No title
>職務経歴書さん

読んで下さってありがとうございます。
またのご来訪、お待ちしておりますm(_ _)m

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