--/--/--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
2013/05/11.Sat

「あかいくらやみ 〜天狗党幻譚〜」

おはようございます
東京は雨です。最近爽やかな気候が続いていたので、ちょっとどんよりしますね。

昨日は、シアターコクーンに旬くんの「あかいくらやみ」を観に行ってきました。

いつものポスター写真を撮ろうとしたのですが、前にお待ち合わせのお嬢さんが何人かいて、断念しました〜

先月の竜也くんの舞台と比べると、客層は若干若め(とは言っても30代以上って感じでしたが)でしたね。
当日券は売り切れ、立ち見の方もチラホラおりました。

若干のネタバレありますが、大丈夫な方だけ感想をドウゾ〜

長塚さんの舞台って、好き嫌いが激しいのか?
職場の観劇好きの同僚に「あかいくらやみ」を観に行くことを話したら、「前に観た長塚さんの舞台が、途中退席したくなるほどつまんなくて…」というリアクションで

わたしがこれまでに観た唯一の長塚作品は「十一ぴきのネコ」でして、これはもう子どもも楽しめるミュージカルで、とても楽しかったので(幕引きはショッキングでしたが、まあそれもアリ)「うーん、、、難しいのか」とかなり構えて観に行きました。

で、思ったのは、「難しいというより、観客の想像力に全幅の信頼を置いている」のだな、ということ。
気を抜いて想像するのを止めてしまうと、たちまちついていけなくなります(笑)

原作になった山田風太郎の小説は読んでありました。

魔群の通過―天狗党叙事詩山田風太郎幕末小説集(全4巻) (ちくま文庫)魔群の通過―天狗党叙事詩山田風太郎幕末小説集(全4巻) (ちくま文庫)
(2011/05/12)
山田 風太郎

商品詳細を見る

で、この本がバツグンに面白かったものですから、長塚さんがこの舞台で表現したかったもの、描きたかったものは、最初から共有できてるわけで、だからこそ楽しめた部分がかなり多かったことは事実です。

まあ、小説の方も、読み始めてしばらくは、登場人物の多さと複雑な人間関係についていくのが大変で、なかなか進まなかったのですが

全体として、黒と赤メインのシンプルな色彩で、単調な舞台セットですし、時空が歪んでいて、一人の役者さんが特にビジュアルを変えずに何役も兼ねていたりして、分かりにくいことは確かです。

まあ、そもそも分かりやすく作ろうとは思ってないのは明白ですが、原作読んでても「あれ?これ誰だっけ?」と何度もなりましたので、観劇前に原作読む時間がない方は、パンフレットの「くらやみの手引き」のところだけでも読んでおくと、入りやすいかもしれません。

旬くんの舞台姿を観るのは、あの髑髏の夏以来ですから、約2年ぶり。

2年経って私生活にも色々変化のあった旬くんですが、舞台映えの良さは健在でした
今回は1階席後方での観劇だったのですが、背が高くて堂々としてて、舞台との距離がすーっと縮まる感じでした。
思えば、わたしが旬くんをコクーンで見るのは「カリギュラ」以来になりますね〜。
役柄としては、普通の青年役になりますが、たまにはこういうのもいいな〜、と。

んでもって、相変わらずの鋼鉄の声。
かすれ声がときどき涼くんの声に聞こえて、ムダにドキドキ

原田夏希ちゃんは、舞台で初めて見ましたが、背が高くてとてもステキでした。
夏希ちゃんの役は「人を行き来する女」で、一番難しい役だったと思うんですけど、夏希ちゃんにシレッと「ここから先は別人格ですよ」ってやられると、なぜかすーっと受け入れてしまうから不思議

小日向さんも舞台で初めて見ましたが、すごく小柄な方なんですねー。
映像で見てると、もう少し大きい方だと思っていたので意外でした。
17歳の金次郎に早変わりするところは必見ですw

そして、THE・白石加代子さん!
今回もねー、やってくれましたよ〜
白石さんが出て来ると、眠気もふっとびましたw
笑いのシーンも壮絶シーンも涙のシーンも、全部白石さんに(全員公認で)持ってかれた感じ?

2回目の観劇も、旬くんの次に楽しみなのが白石さんだったりします( ´艸`)

横田さんは重要な役なんですけど、役名に特徴がないのと、最初にどこで出て来たのか発見できなくて、後で「もっとちゃんと見とけばよかったー!」ってなりました。
次は最初からしっかりマークしたいと思います

小松さんが、イケメン担当の小四郎役だったのが意外でしたけど、ピッタリでしたよ〜

古舘さんも小野さんもよかったです。
長塚さんも。
長塚さんが出て来るところでは、なんだかいちいち長塚さんのこの作品に対する愛を感じてしまって、とても癒されました〜

前半ずっと集中して観てて、中盤より少し過ぎたところで一瞬集中力が切れて睡魔に襲われましたが、終盤で一気に盛り上がって、余韻たっぷりに終わりました。

原作のおかげで、水戸天狗党についてある程度の思い入れがある身としては、最後は涙なしでは見られませんでしたよ〜

休憩なしの2時間30分、やっぱり長くは感じましたね。
とにかく、分かりやすく理解させてもらうための親切な小ワザや効果がありませんので、ずっと想像力を研ぎすませた状態でいなきゃなりません。

でも、これが「演劇」なのだよなー、と、分かりやすいエンタメに飼い馴らされ気味のわたしには、逆に刺激的でしたけどね。

次回はもっとじっくり楽しめそうな気がする!
今から楽しみで仕方ありませーん(次回は最前列ですし

長塚さんがこの舞台でたっぷり教えてくれた通り、個人的にも、水戸天狗党の悲劇的な顛末が歴史の中で忘れ去られたようになっているのは残念で仕方ありません。

長塚さんがくらやみの中に蘇らせてくれた天狗の行軍の姿。
もうこれだけで、わたしはこの舞台観に言って本当によかったと思いました。
そこに旬くんがいるんだからなおさら!(笑)

次回観劇までに、こっちも読んでから行こうと思います。

天狗争乱 (新潮文庫)天狗争乱 (新潮文庫)
(1997/06/30)
吉村 昭

商品詳細を見る


以上、「あかいくらやみ」初回観劇の感想でした







関連記事
スポンサーサイト
舞台のおはなし | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。